大分県委託事業大分県介護DXサポートセンター

伴走支援CONSLUTING

伴走支援は施設の課題に応じて、生産性向上の取組を当センターのアドバイザーが支援します。
支援の概要は、下図「伴走支援の流れ」のPDCAサイクルをご参照ください。

支援のポイント

  • 生産性向上の取組では、特に「Plan」の部分が重要であり、生産性向上の成否を左右します。
  • 当センターでは、委員会等の体制づくりから施設課題の分析、解決策立案、実行計画立案を重点的に支援します。
  • 改善活動には経営層の参画が不可欠です。リーダー職員や現場職員との対話、生産性向上の取組の旗振り役やサポートをお願いします。
  • 支援終了後も改善活動が継続できるよう、改善活動の実践を通した組織づくり、人材育成を支援します。

伴走支援の流れ

Plan
1
改善活動の準備改善活動を検討・実行に移すための体制づくり
  • 生産性向上の取り組みを推進するにあたって、プロジェクトチーム(委員会等)をつくります。
  • 施設の目指すべき姿や取り組む意義を設定しましょう。
  • 経営層はリーダー職員へ現場を変える権限移譲を少しずつ進めましょう。
    職員との「対話」も重要です。対話、権限移譲など職員が活躍できる環境を整え、職員の自発性、積極性を引き出しましょう。
2
現場の課題を見える化介護現場での課題把握
  • どのような現場の課題があるのか、今後どのようなケアを進めていきたいのか、議論、分析をして施設課題(現状)の見える化をしましょう。
  • 導入したい介護テクノロジーありきの議論をするのではなく、施設・事業所の課題やありたい姿を丁寧に議論することが望ましいです。
  • 分析結果の共有や取組の進捗報告等、職員への情報共有は随時行いましょう。
3
実行計画を立てる導入後のオペレーション変更の検討、導入後の効果を把握するための定量的な仮説の設定
  • 課題分析の結果や解決の優先度等を踏まえ、改善計画を立案します。
  • 経営層は、リーダーや現場職員が改善活動に取り組む時間的余裕の創出を最優先にサポートしましょう。
  • テクノロジー導入やノーリフティングケア普及等、大きな改善活動からスタートするのではなく、まずは小さな改善活動を繰り返し実践することをお勧めします。
  • 介護テクノロジーの導入については、介護ロボットの導入パッケージモデル等のガイドラインを参考にしましょう。
  • 改善活動によって想定される効果を検討し、評価項目を設定しましょう。
  • 導入後、想定される効果を検討し、評価項目を設定しましょう。
Do
4
改善活動に取り組む導入準備、利用者へのケアの提供、導入後の効果検証
  • 改善活動の準備は各種ガイドラインを参照しながら進めましょう(ルール整備、研修)。
  • 小さな改善活動を繰り返し、成功体験を積み重ねることで、改善文化の醸成を図りましょう。
  • トライ&エラーで改善活動を実践しましょう。※全ての活動に100%成功を求めることは現実的ではなく、取組の足枷となります。経営層は対話を通して成功も失敗も次の取組に活かせるよう承認し、サポートしましょう。
  • テクノロジー導入等大きな取組の開始時は、ミーティングを月1回から2回に増やす等、経営層や委員会メンバーとの情報共有を心がけましょう。
  • テクノロジー導入ではテスト運用期間を設けたり、職員研修を複数回実施したりする等、十分な準備期間の確保や、教育機会を設けるようにしましょう。
Check
5
改善活動を振り返る期待していた効果(仮説)に対する効果検証、振り返りミーティングの実施
  • 実行計画の中で設定した評価項目が達成されているかの評価を行いましょう。評価は、利用者への効果・職員への効果・組織への効果の視点で行います。可能な限り定量評価ができるようにしましょう。
  • うまくいった点、いかなかった点を整理しましょう。うまくいった点は好事例として、施設・事業所内に情報共有しましょう。
  • うまくいかなかった点は、原因等をプロジェクトチームで検討しましょう。
Action
6
実行計画を練りなおす
  • うまくいかなかった点については、実行計画に変更を加えましょう。
  • 一定の効果が検証できた場合、次のステップに進みます。ありたい姿に向けた次の取り組みや、新たな課題への検討を行いましょう。
  • 導入済みの機器の活用を進める場合、対象利用者・対象となるケアのシーン・より効果的な使い方を検討しましょう。
  • 追加で機器を導入する場合、導入済みの機器と組み合わせて活用することにより、相乗効果が発揮できるかを検討しましょう。

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